治療記録('13〜'14)


【2013】

1月 総合病院へ転医



2012年末の紹介状を持って近所の日赤に行きました。
若い男性の先生は、あっけらかんとしてます。
MRIの結果、悪性じゃなかったので、
手術は必要で、特には急がないとのことでした
(その後、急ぐとか急がないとか2転3転した)。
めんどくさいから、子宮全部取っちゃった方が手術時間も短くて出血も少ないとのこと。


あっさりばっさりで、ショックを受けるヒマもなく。

そういう物言いについては、ずいぶん言われたので慣れました。

このことについては
わりと周りに同じような悩みを持った人がいたとわかれば、
よく話もしたし、相談にも乗ってもらいました。
おもしろかったのは、
知人の医師(精神科)が根堀り葉堀り聞きたがり〜で、
手術の方式から何からなにまで、まるで主治医のごとく
いちいちを報告していました(それは結構しんどかった)。
色々なありがたいお言葉をいただきました。
「外科医というものは、すぐ切りたがるから勝手なことをさせるな」とか
わたし自身、うまく説明できないところは
「自分の身体なのに何故説明できないのか信じられない」とか
「ここの地域の医療はうんぬんかんぬん」
「もし、自分だったらセカンドどころかサードも探し、
全国の知人の医局の友達にも当たっていい病院を探す」と
(要は田舎だから選択肢がなく、とても遅れているということが言いたいらしい)
随分責められました(笑)。
いろんな心配の仕方があるなーと。


ただその方に、そこまで言われてちょっとカチンときたので
たまたま立ち読みで見つけた岡山県の病院で
セカンドオピニオンを受けることにしました。


通常セカンドオピニオンは全額自費で、だいたい一番偉いだろう先生と面談です。
(だいたい1時間2万〜3万)
主治医の紹介状と必要なデータをもらって受診します。
日赤でMRIの画像を借り、
経過のほうは、もともと長く診てもらっていたドクターにお願いしたところ
紹介状を書くのを拒否さたため、自分で紹介状を起こしました。
ということをセカンドオピニオン先に相談すると、
紹介状付きの初診で保険適用してくださいました。
かかりつけが、紹介状を拒否した理由は
「日赤に紹介し、そちらに転医したから結果は出てるからうちは知らない」ということでした。
それではセカンドオピニオンの意味がない。
(のちに、この病院の閉院のお知らせを入院中にいただきました)

私はたまたまその時期に紹介状や診断書を書くのに慣れていたのもあって
診療情報提供書を自分で書き起こせたので
この時だけは医療事務の資格を持ってて良かったなーと思いました。


4月 セカンドオピニオン

というわけで、当初セカンドオピニオン扱いだったので
主治医はいちばんベテランの先生になりました。
「ぼくがノーって言ったら日本でノーってことだから」という
御大の見立てでは、腹腔鏡は非常に難しく、術中に開腹に切り替える可能性大とのことでした。
大きく、数も多いためお腹の中に必要な余白が確保できないと。
ホルモン注射で生理を止め、ブツが小さくなればできるかもー
でも注射、高いよ?効くかわからないよーといわれ、
仕事も抱えていたので治療は保留して帰りました。
帰宅するバスの中で知り合った、名古屋から来たという女性は
わたしよりも大きい16センチの筋腫持ちだったのですが、
その方は腹腔鏡可能といわれたそうなので、
一概に大きさだけではないのだなあと思いました。


7月 治療開始 やっぱり近くの病院で

その後仕事の目処もついて、治療に専念する環境が整いました。
セカンドオピニオン先へ通うことも考えましたが、
色々考えて、家の近くの方が便利だよねやっぱりという結論になり
近所の日赤で開腹術を受けるべくホルモン治療が始まりました。
注射のつもりだったのですが、点鼻薬になりました。
毎日2回、めんどくさいけどしょうがない。
4〜6ヶ月。


10月 手術日程が決まる

ホルモン治療の効果はさておき、1月末に手術が決まりました。
開腹術で入院は10日ほど。自宅静養含めて1ヶ月。


12月 ふたたび転医

ここにきて仕事の目処がつかなくなり、入院できなくなりました。
ホルモン治療は一旦始めたら止められないので、
セカンドオピニオン先へ転医。
ホルモン治療は副作用がきついため、半年しかできません。
12月で半年です。
手術日が3月下旬になったので、
それまでは続けることに。
副作用ほんとこわい。

2014年へつづく



【2014年】

1月 手術前検査
日取りが決まれば、あとは逆算して検査に通うのみ。
血液検査、MRI、入院準備の説明など。
恐ろしいことに、ホルモン治療の効果…全くなし!!
凹みます。。。

入院までひたすらホルモン治療あるのみm(_ _)m


3月 入院〜退院

腹腔鏡手術ができれば、
入退院は自力でできるそうです。
お手軽に身支度をして、ほれほれと入院しました。
全室個室でシャワーもトイレも部屋にあり、携帯も自由に使えます。
最初の2日はのんびりまったり食っちゃ寝〜の上げ膳・据え膳パラダイス






手術が3日目の朝イチに決まり
そこからわさわさと麻酔の準備や(下の毛ソリソリは楽しかった)
下剤を飲んだり身支度など。
母には手術のみ立ち会いが必要なため前日入りしてもらい、
のんびりと駅前の温泉つきホテルに泊まってもらいました。








手術室へは歩いて行き
手術台に乗って麻酔して3秒したら寝て起きたらもう終わってました。



腹腔鏡で済んだので、2時間。
母はブツをきっちり見届けたそうな。
術後説明では腹腔鏡内の映像からなにから沢山記念写真をくれました。
ブツは700gくらいあったでしょうか。
プリプリしたきれいなピンク色の丸い物体でした。
ホルモン治療の効果も少し出たようで小さくなって出てきました。
3個→5個
最大 直径13cm 
傷ちっちゃ! どうやって出したんだろう





リカバリー室に5時間、その後病室に戻った後は
高熱と水も飲めずでなかなか苦しみましたが、
次の日の夕方には硬膜外麻酔があっけなく切れ
激痛で大変のたうちまわったりもしましたが!
次の日の夜には自分で歩いてトイレに行き、
4日後の朝には歩いて退院。




おそるべし、腹腔鏡手術\(^o^)/