臨月

いつも行く、といっても月に1度行くか行かないかの馴染みになった小さな文具屋があります。物欲も資金もないので、決していい客ではないけれど、もう3年程になりましょうか。のんびりと通っています。特にさしたる話もなくぼけーっとしたり、そのときに居合わせたお客さんと話をしたり、買わずとものんびりさせてもらえるので、平日のオフに出かけて昼間から独りビールを呑んだりしていると「ええわぁ めっちゃええわぁ〜うち(の店)らしい」とホメながら写真を撮られたりする心の広いお店。文具屋なのにお酒が呑めたりします。ただいま、そんな店主のおなかが突き出してぱんぱんです。今日はオフだったのでそのお腹をさすりに1月ぶりに行ってきました。以前にも増してふくれあがり、巨大な大玉スイカのようでした。これからまだまだ突き出して垂れ下がってくるよー。とある客が言い、「こわ〜!」とおののきながら、目をキラキラさせておりました。あと1週か2週もすればすっぽんと出てくるそうです。私は小さな子供とまるで接点がない生活なので、俯瞰な見方をしておりましたが、店主の言葉を読んで深く深く考える齢になったようです。そしてお腹を突き出しながら「あんたは結婚するわ。子供も産むと思うよ」などと言われると預言者みたいでちょっとびびりました。年齢も考え方も近いので、リアルです。こっちに出てきたら、店で子育てするとおっしゃる店主。みんなが見てくれるし、あたしも見たい。お腹から出てくるまでにまた来ますからね アクセサリーは滅多に持たない私ですが 今日はひとつ買いました 米粒みたいな緑色の石 

自分のペースに引き戻してくれたり、勉強させてもらえる人々や空間があることをありがたく思います。