岡山へ

2年前に知り合って、先月広島でニアミスした方のグループ展を見に行く。行きはフェリー&鈍行 交通費は、1000円でおつりがくる。安い。会いたい方は、夕方に仕事を終えてから会場にいらっしゃるということで、禁酒會館のラヴィアンカフヱでカレーとコーヒーをいただく。古くて渋いたたずまい、中庭には岡山城の石垣。おばあさんが編み物をしている。沢山の写真の本、自転車雑誌。カウンターに座っていた方が、会場まで案内してくださった。出展者だった。神社の境内にある古い雑居ビルの中に静かな白い空間があって、そこにモノクロ手焼きの写真が展示されていた。5名の写真は5枚づつ。写真は、全員同じ写真(!)1人1カットを、ネガを交換しあってプリントしている。プリンターによって、紙も表現もプリントの加減も余白のとりかたもトリミングもあったりなかったり、フィルターワークや覆い焼きを駆使していたり、ストレートでしか焼かない人だったり、5人の個性が見事に表現されていた。カメラは全員ライカ。バルナックのa型から、M6まで。ありそうでなかった写真展。とにかくあたし好みだったー。後ろ髪を引かれながら、禁酒會館へ戻りコーヒーを呑みながら雑談して 日が暮れたのでお別れ。駅前のビックカメラで、現像液と期限が切れそうなポラを買ってJRで帰宅。孤独にストイックなあたしの姿勢と180度違うオトナの遊びに混ぜてもらった。