容疑者Xの献身

容疑者Xの献身 (文春文庫)

容疑者Xの献身 (文春文庫)

直木賞作品。まだ途中だけど。映画公開中だけど。
久々に東野作品。ミステリー小説ブームが起きたときに読んだ「秘密」「白夜行」「幻夜」などなどでたまに読む。この本の装丁がすき。とてもシンプルで、物語を象徴していて、そしてこの「X」の字体。理系の人にはたまらない「Χ(=解)」の字体だよね!!途中で気づいたよ。いやはやすばらしい。今日さっきまで、テレビで「ガリレオ」ってのをやっていたので見ちゃった。この本は、「ガリレオシリーズ」と呼ばれるシリーズものらしく、特設HPがあったよ。主人公の天才物理学者(ガリレオ)が、殺人事件の難問を解いてゆくのだ。テレビの主人公は福山雅治だった。イケメンにはあまり興味がないわたくしですが、この人こんなに格好よかったっけ?まだ読了してないのに、これからガリレオ福山雅治になってあたしの頭の中で妄想を繰り広げるのかと思うとどきどきするので夜は読まないようにしておこう。

【10.15補足】
読了。東野さんは、あまた居るミステリー小説の作家の中でも、切なく 救いようのない展開を描く作家さんだと思う。この本も、最後にどうしようもなくどーんとなる。ほんとに沢山の作品を書いている方だけど、このどうしようもなさは彼の真骨頂だと思う。