垂直の記憶 凍

垂直の記憶―岩と雪の7章

垂直の記憶―岩と雪の7章

凍 (新潮文庫)

凍 (新潮文庫)


知人が借してくれた「垂直の記憶」。山野井氏 全く知存じ上げずでした。すみません。知識ゼロで読んで良かった。衝撃ではないけれど、なんだろう この感じ。坦々と事実のみを確実に記載している文章に、クライマーのリズムってこういうことなのかなと感じたり。読んだ後に、ものすごく深いところにインパクトを与えられた感覚。ぞぞー。後からじわじわやられた。これはすごいんじゃないの?その後すぐに「凍」を読む。色々考えさせられました。そして今も考えています。答えは出ないけど。久々に出会えて良かった本にめぐり合えて満足。「凍」、とにもかくにも凄いと思ってしまったのは奥様。何て素敵な女性。こんな人々が現在に生きているというだけで素晴らしくめまいがしそうだわ。という話を、南アの山小屋で働いていた友達にしたら「あーいっしょに呑んだことありますよー。すごい純粋なまっすぐな人ですよー」と屈託なく言われた。