じんましんの正体

twitterで弱音をつぶやいていたじんましん かなり長くかかっております。
蚊に刺されたようなぷくぷくが全身に広がり痒くてたまらん。
4月からはじまったかゆかゆ 仕事が終わる頃におなかの辺りから出てきて、
大小毎日ぷくぷくしておりました。季節の変わり目だしーと気にしてなかったんだけど、
ひと月たったので 近所の皮膚科に行って、
抗生物質ステロイド軟膏をもらってぴたっと止んだと思ったら、
昨夜また発症 いままででいちばんひどく 目の中までかゆかゆで眠れなかった。見た目もひどくて、さすがに凹んでしまいました。
幸いオフだったのもあり今回はすぐに病院へ行きました
行ったのは前回と違う、近所の古い皮膚科。調剤も兼ねた、昔ながらの昭和レトロな小さなところです。地元の人は、ここにかかりつけているという話をかあちゃんがスイミングで教えてもらったらしい。
受付の向こうで多めのスタッフが朝から忙しそうに動いている 住所と電話番号をメモして5分
診察室 以下主なやりとり
D「どうしました?」あ「じんましんがー(とジャケット脱ぎ腕見せる)」
D「いま何人で住んでるの?」「兄弟はいる?」「お母さんは兄弟いる?何人兄弟の何番目?」「お父さんは何人兄弟の何番目?」
あ「(答える)」????
D「宿命です」
あ「は?(笑)」
D「皮膚科にはねー 第一子と末っ子以外来ないの」
あ「!?」
D「おねえちゃんはねー お母さん、下の子が弱いから心配でたまらないのよ。だから小さな頃から、下の子の注意はしてたけど、おねえちゃんはあんまり見てもらってないから、自分でしっかり石橋をたたいて渡るようになるのね。で、わがまま言っちゃいけないって、自分の思うことをうまく言葉にすることが下手。やさしいの。家に帰ってもちゃんとリラックスできないの。これ宿命。で、長女と三男は結婚するの。男兄弟のまんなかの女の子は、オトコオトコして育つかオンナオンナして育つか極端。」
「これあなたの原因。無理しすぎるから身体に悪い水が溜まって出るの。じんましん。」といって、心療内科の専門書を開いて見せられる。ここは占いの館でしょうか?目の前にアメがどっさり載っている。なんとなくアメを見て聞いている。
D「これから腹巻きが要るかなあ。かなり冷え性だね」などなど。佐伯チズさんの話になったり食べ物の話になったり。果物は、身体を冷やすので要注意だそうです。昨夜は帰宅が遅かったのですいかを食べて寝た。というと「あらー」。おっきな声で笑ってもうた。ちなみにあたしは万年腹巻ユーザーです。
D「治るまで、かなり時間がかかるよ。で、薬はとりあえず何日分にしようか?漢方でこれがいいよー(と漢方の本を見せられる)」
などやりとりがあり 
D「じゃあまたね。はいアメあげる!」っておっきな黒い飴玉を2個くれた。

待合に戻る。ぼーっと壁を見ていると、ネコの白黒写真に「寝たら治る」と書いた切り貼りした紙や、お気に入りであろう乗馬をしている先生の写真(のカラーコピー?)やら貼ってある。テレビは「探偵ナイトスクープ」。小さい子から大人まで、お客さんは絶えず来る。受付で、かゆみ止めの軟膏(ステロイドではない)と、漢方薬をいただく。かゆくなったら適当に塗ってねとざっくばらんに薬袋を手渡され終了。来て良かった。こんなに愉快なお医者さんはじめて。既往症も、今呑んでる薬の事前問診も、診察すらほとんどなかった(笑)調剤薬局に行く手間もなし。まちのお医者さんて、こういうおじいちゃんのことだなーと思いつつ、ママチャリでほくほくしながら帰りました。目がきらきらした、お肌すべすべのおじいちゃまでした。ふしぎなものだ。原因は、なんとなく分かっていたのです。ストレスとか、疲れとか。内的なものだから、皮膚科に行くのか、内科に行くのかとか悩んだりして。なんだかなー。久しぶりに「椅子がこわい」を思い出しました。

腰痛放浪記 椅子がこわい (新潮文庫)

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