お手伝い?いろいろロゲ初体験


 静かなブームになりつつあるロゲイニングが四国にもやってきました。NHKのスポーツニュースでも取り上げられていました。昨年、高知で初上陸☆だったらしいのですが、シリーズ戦の本格的なものの第1回大会。のお手伝いのようなふりをして勝手に写真を撮るの巻です。走りました(クルマで)。前日の読図講習にもすこーし混ぜてもらったりしながら、「ロゲイニング」初体験です。
 前日の読図講習は、元オリエンテーリング日本チャンピオンで、ロゲインイング女王rikaさん。座学の後、コンパスと地図を手に外で整地の仕方や、本には書いていない「地図の持ち方」を教えてもらいました。これすごく為になりました!その後30分のかんたんロゲイニングでした。ちょー楽しかった。
 当日はスタートしてから、参加者の競技中の様子を撮りたいなと思いつつ、地図を頼りにポイントをめぐったのですが、これが全く無能ですので、惨敗でした。マラソンやトレランのレースは、コースが決まっているので、位置決めをしてじーっとしていれば選手をくまなく押さえられますが、今回は10km×7kmの範囲の25000分の1地図を見ながら選手の行動を予測しつつ、ポイントで待つとか無理ですね。。。それでもすれ違いざまにお会いできた皆さんに手をふってもらったり、追いかけてじっくり撮らせてもらったり。自分で撮りたいのと、撮れる画が全く乖離して、さらに私の半端無いドライビングテクニックもありーので、ひとりで勝手にエキサイトの5時間でした。村越先生とrikaさんチームに出会えたけどやっぱ早いすね、全く撮れなかったです。そんなふうにちょっと違った風景で見学できました。
 実は、そうやって皆さんの走ってる風景とか見ながら、ずっとドキドキしておりました。すごく面白くて。頭の中で、カーナビの地図みたいに、地形図がくるくる回ってて、こんな、何も無い(と言ったら地元の人に怒られそうですが、私も比較的近くに住んでいます。)ただの田舎で必死こいて地形を読むってのがこんなに楽しいものかと驚きました。それも、各々のペースでやればいいと。なんですかこれは。ロゲイニングすごいやんー。
 で、その奥深い世界をレース後のささやかな時間で呑みながら小虫ちゃんの話しを聞いて知れたのはうれしかったです。彼女がロゲイニングを始めたきっかけや、いまの都会のお山の話しなど。そうなんす。ご縁とはふしぎなもので、代々木RCつながりのTREKNAOこと小虫ちゃんがコースディレクターだったのでした。というわけで、次回開催は2012年12月2日に決定している模様。わたしはまた運営側に回りたいな。でも、やっぱり走ってみたいか?お店をやってる知人が「この日走ってる人いっぱい見たけどあれかい?」って言ってたので、その人に地図を託してきました。子育てをしているママさんから興味を持ってもらえたのはうれしいです。(そういや親子チームを見てうるうるしてしまいました。トシだな。。。)

 ここからは超個人的な思いを書いておきます。「おもっしょないけん、なんかないん?」と2年前、トライアスロンを誘致したあたしの同級生。私は最初から猛烈に反対しました。リスクが高すぎるのと、絶対数が小さすぎる。いいアイデアが出せない自分も申し訳なかったけど、こんなにリスクと自転車やのウエットスーツやのと初期投資のかかるイベントを敢えて選ぶ理由が「本人がやっているから」というところも引っかかった。やっぱりそういう「この町、なんとかならんのか」みたいな閉塞感は地方都市であるのです。(香川出身ではない私としては、いい意味でも悪い意味でもここは保守的で温厚な土地だと思います。)うーん絞り込みすぎ。で、政治的。で実際そうでした。ある人は言いました。「あなたの「おもっしょい」に付き合わされて命を落としておもっしょない思いをしている人もいるのですよ。」そうなんす。(以前書きました)これはこれで続いて欲しいし、もっと広まればいいと思う。けど本当に個人的な意見ですが、ロゲイニングはその、スポーツをしない人の「おもっしょない」にも答えてくれる可能性を秘めていると感じました。そう思ったときにどきどきした。そして実際に、そういう事例を残しつつあるのなら。私はただ何もすることはできませんが、今回こういうふうに参加して色々と点と点がつなげられる実感を持ったので覚えているうちに書いておきます。うう、めったいに書かない感じ。まあたまにはいいかしら。小虫ちゃん あなた本当にすごいよ。ありがとう。

[リンク]
みろくロゲイニング(写真を掲載して頂きました。リンクからどうぞ)
TREKNAO 

山岳地図の読み方・使い方 (趣味の教科書)

山岳地図の読み方・使い方 (趣味の教科書)

地図の読める女、カッコイイ!