ヤクシマー

 ヤクシマへ行って来ました。クルマで鹿児島まで走ってデポ、高速艇に乗って島へ。縄文杉までの往復1泊トレッキングがメインです。避難小屋は一杯と予想し、テントを持っていきました。基本的に幕営は禁止されていますが、山小屋が一杯の時だけその周辺にテ泊できます。私達は縄文杉から一番近い高塚小屋の周りに幕営しました。7張りくらいあったでせうか。ガイドさんはみんなテ泊でした。お天気に恵まれ、滞在中は雲ひとつない空。雨の島は梅雨明けのような南国ムードたっぷりでした。という訳で、全部人からもらった写真で備忘録。自分の写真は現像中。







 一晩高速を走り、翌朝7:00鹿児島の旅客ターミナル着。船を1本遅らせてまったり休憩。キャンセル待ち&キャンセルした人が沢山いたのか、整理番号50番くらいまで呼び出しがありました。高速艇は1か月前から予約できます。ターミナルの売店で売っているサンドイッチが素朴な味でたいへん好みでございました。できたてで、300円くらいだったような。出港と同時に桜島噴火なうでした。飛び出すヒーローみたいなかたちの噴煙。暑い。







途中、のっぺり平べった〜い種子島を経由。となりにヤクシマがそびえてます。私には、海からみたふたつの対照的な姿がいちばん印象に残りました。標高0〜1936mまでが、厚切りすぎる無駄に豪華なヒレステーキを真横から見ているようなきもち。伝わりにくくてすいません。。。








島に着きレンタカーを借りて適当にがじゅまるの森や滝めぐり。海に直接注ぐ滝のさまや、そびえる山肌の岩がテッカテカしてて格好よかった。写真を撮りあったりしているとあっというまで、島を1周するつもりが全然時間が足りず3分の1くらい進んだところで引き返し。1日目終了。



 
 
 
 
 
 
 

2日目。5:00宮之浦発、5:30白谷雲水峡着。もののけの森コースをてくてく。朝日が出てきたところでごはん。朝、昼食はお弁当屋さんにお願いしました。森の中に差す光がとてもきれいでお弁当も100倍増しのうまうま。個人的には滞在中で一番美味しい食事でした。特に朝弁のおにぎりは、もち米?が入っていたかのごとく美味でした。白谷雲水峡は、どこをどう写真に撮っても当たりというか、もうこんなに綺麗だったら撮らなくてまいいやと思い撮らなかった。丁度花の盛りだったような。新緑も目に入れまくって、いちいちスケールが大きいので見上げて歩いていると足をとられて木の根につまづきコケるの繰り返し。わりかしハード。白谷雲水峡でのコースタイム、2時間のところを3時間とゆったりと。はっ 事前に知らされていた1時間の道じゃない。おうふ。





  
 

 晴天の時には太鼓岩に登れ!と散々言われていたので、ここで昼食をとりつつ荷物をデポして太鼓岩をピストン。。できなかった自分。荷物番の言い訳で登らず。CTが不安すぎて登る気になれなかった。通りがかりの日帰りガイドさんをつかまえて相談してみると、やっぱりこのペースでは遅すぎるとのこと。色々とご教授いただき話し込んでいるうちにみんなが戻ってきた。こういう時に楽しめない自分が疎ましい。でも先が見えたので心からほっとした。それとなくペースアップを促してみる。ひたすら歩くべし。ヤクシカはちっちゃくてとてもかわいい。そして奈良や宮島の鹿みたいにアグレッシブではない。写真は明日撮ろう。



楠川分かれからはトロッコ道。ひたすら歩く(1:10)。その次は急登の大株歩道。丁度下山ラッシュだったので全く登れず待機。バスの本数が少なく、最終便に間に合わせるための最終ラッシュに巻き込まれた。ガイドさんも今日は勘弁してーと最後のほうのパーティーは下り優先。ずっと待つわけにもいかないのでにじにじ登りはじめるも数十人単位で道を譲ってくれるため、急いで登らなきゃー。おかげでコースタイムもまきまきだ。ウィルソン株ほかいろんなおもてなしを受けつつ写真は割愛し縄文杉着16時40分。明るいうちでよかった。杉の周りはウッドデッキの展望台ができていてそこから眺める。テン場を探し、ごはんしたりで10時就寝。スーパームーンとかで月がやたらに明るくテントの中まで光が透けた。3時間程眠ったが随分安らいだ。寒くはなくほかほか。



   

4時半起床。外はかなーり寒かった。ダウンとカッパ着る。お隣で寝たお友達は、モンベルの5番の寝袋(レンタル)でむっちゃ寒かったらしい。夜明け前撤収、5:30朝日に照らされる縄文杉で撮影タイム。色んな色に輝いてきれかったっす。みんな手を合わせて拝んではる。6:30出発。写真をとりながらのんびりと下る。誰もいないし、朝の光で森の中がまたもや美しい。雲ひとつないお天気。ありがたい。ほんとうに。






ちらり見える九州最高峰宮之浦岳のピークがちらり。あそこまで行ってみたいなー。ウィルソン株でハート探したりまったりしてると登りのラッシュが始まる予感がしたのでそそくさと大株歩道を下りて、トロッコ道に出る。2時間半木道をひたすら歩いて荒川登山口着13時。帰りは14時発のバス(¥800)で屋久杉自然館まで下りてタクシー。登山口にいたバス会社の方に、バスの降り場までタクシーを手配していただく。運行会社が同じだったので、こころよく手配してくださった。人数がアレなので、タクシーで割り勘した方が安い。安房〜宮之浦までタクシーで帰り、宿のおいちゃんに借りたハイエースで楠川温泉へ。ハイエースは宿の裏の銀行の駐車場にあって、ドアポケットに鍵が入っていたそうな。すばらしい笑 楠川温泉は硫黄くさくてぬるっとしてて熱くて九州の温泉だった。300円。オヌヌメ!!あとはお土産買ってごはん食べて就寝。


帰りは宿のおいちゃんに記念撮影しまくられる。朝早くの情熱的な別れであった。安房から7:00発の高速艇で2時間35分。10時鹿児島発、22時帰宅。片道16時間 往復1520km ドライバーさんおつかれした。


[その他備忘録]
◯水場は山地図にあるよりもたくさんで色んなところからちょろちょろ出ているのでこまめに給水すれば困らない(ハイドレーション要らなかったかも)
◯携帯トイレは結局使わなかった
◯楠川分かれ付近のトイレはちょーきれいな無料バイオトイレ
◯写真は行きより帰りで撮りまくろう
屋久島の装備レンタル屋さんは寝袋が薄手、靴はソールがやわらかいゴア
◯物価は高め。レンタカーの値段は普通。宿は3000円からの安い素泊まりがいっぱい
◯宿によればチャリンコや原付、クルマまで貸してくれる
◯まつばんだ交通さんお世話になりました。レンタカーからバス、タクシーまで移動はストレスフリーでした
◯楠川温泉の蛇口からでるお湯はマジ熱湯なので、蛇口に触れて指をやけどをしないように気をつけよう
◯高速道路でメディキュット売ってたらバカ売れすると思う

登る人は若い女性がとても多かったです。カラフルな山ガールたくさんー。私も「オシャレなパワースポット」のイメージしかなかったのですが。。。雨天だと大変さ増し増しだなーと思いました。沢をいくつか渡ったりするし、実際友達はドボンしました。終始せかせかと気ぜわしく過ごしてしまったので、こんど来ることがあったら、ぼけーっとのんびり滞在で来たいです。1週間とか。。。